クーラーを切ろう2011年07月25日 16:45

ミチクサ ティーキャンドル
その背景は決して歓迎出来る物ではありませんが、今年はこの言葉を、何の説明もなく言うことが出来ます。

グリーンカーテン、クールビズに扇風機、団扇打ち水に風鈴など昔ながらの知恵も復活していますね。街中でも「クーラーの室外機がない分涼しくなった」との声も聞こえます。
様々な事情でエアコン無しには過ごせない方も多いことと思いますが、それででもエアコンのない空間で過ごす機会が増えたことでしょう。

私は以前から、夏はクーラーを出来るだけ使わないで過ごしたいと思っておりまして、家のリビングにもエアコンを付けずにおります。
それは暑いのが好きなのではなく、クーラーなしに涼しく過ごした方が気分が良く健やかにいられると感じているからです。

クーラーを切るとまず感じる事、それは空調機の音が以外と大きかったことですね。
次に外気。窓を開けて風を入れると、温度だけではなく湿り気や匂いも入ってきます。
そして暑さと涼しさ。一日の中でも「暑い!」時もあれば「涼しい」時もありますよね。この変化が体にじんわり伝わって来ますね。

節電で電気を消す夜の気持ちよさに気付いたと仰る方もすくなくないようですね。私もミチクサにティーキャンドルを入れたりして遊んでいます。

この五感への刺激は夏だけのものではありませんが、この時期の伸びやかな空気に包まれる感じが好きです。
dmc.
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