「○○プロテクション」2013年03月14日 23:27

Deleteキーを押す猫
先日ネットで「マルチメディア情報機器設計におけるペットプロテクション」が紹介されていましたので、こちらでもご紹介させて頂きます。

情報機器のLEDやブザー音や機械運動は、人間だけでなくペットにも様々な反応を引き起こし、それが相互(機器とペット)にとってよろしくないので、研究検討をしましょう、また今後ペットプロテクションは様々に必要になるでしょうという主旨なのですが、、写真の猫が可愛らしくて「そこまで構えなくても」とつい思ってしまいました。

鼠に噛られるの防ぐ「トウガラシ入りケーブル」はヒット商品だそうですが、これは鼠側の被害は全く考慮しなくてよい場面ですね。それに対して、ペットとは共存が前提でペットを傷つけない方法が望まれています。
ふむ。正しい主張ではありますが、やはり本気で共存させることを考えると大変な仕事ですね。充分知っているはずの「人間」に対してでさえ、誤解のないように伝える事が出来ずに試行錯誤しているのですから。

ただ、ロボットが家庭内に入り始めたことを考えますと、「共存のためのプロテクション」という視点は重要になると思います。
特にペットと人間の間に知能的なロボットが入ってきたら大変難しそうです。
例えばペットが人に飛びかかった時、「遊び」なのか「攻撃」なのかによってロボットの反応が変わるとしたら、そしてロボットが誤解をしてしまったとしたら、、恐ろしい想像も成立してしまいますね。
(知的なシステムは大抵の場合期待外れを引き起こし、返って好まれない状況になることが判っていますが、それを越える知能がいずれ開発されるでしょうからね)

これらがやはり認知の問題だとすると、制度設計だけでは難しいのかも、、。そうしますと、空間を分けると言った物理的な断絶が簡単で確実な方法であり続けるのかも知れませんね。

http://www.y-adagio.com/public/confs/iieej_mitc/237-38/38_draft3.htm

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