仕事をするぞ!2012年01月04日 23:23

2012.1.4 早朝の富士山
新年明けましておめでとうございます!
本年も倍旧のご愛顧を賜ります様、よろしくお願い申し上げます。

仕事始めの今日は早起きをして山を登ってきました。早朝の凛と冷えた空気を胸いっぱいに吸い込み、朝陽に照らされる富士山を臨み、思いを新たにして参りました。

仕事は対価を得る手段ではありますが、それ以上の意味をお感じになられる方は多い事でしょう。私もその一人です。
最近の社会的な価値観へのシフトは、この「働く意味」という面でも大きく舵を切っていると感じます。お金だけではない、と言う方向です。
金銭でははかれない価値と意味を創造しながら、その持続性と関連性を担保する対価をきちんと得る、、。言ってしまえば当たり前の事なのかもしれませんが、そして当たり前が故に現実との乖離があるものなのかもしれませんが、立場を超えて、その当たり前の仕事観へ向かおうとしている、、そう強く感じています。

「ロングコンテンツ」2012年01月05日 23:59

先日、テレビ制作にかかわる方とお話をしたところ、視聴者の注意を引留められる時間は短く、番組は最初の5分で勝負が決まり、エンディングは1分18秒が丁度良いそうです。
目安は流行歌だそうで、ワンコーラスがエンディング、フルコーラスのPVあたりがこの時間に対応していますね。18秒と言うのがリアルですが、なるほどです。

テレビたけでなく、ネットに代表される「ショートコンテンツ」と、それらの前後をつなぐ「コンテクスト」が、興味関心の中心になって久しい様に思いますが、この流れは暫くは強まって行くのでしょう。

一方で、長い時間を掛けて楽しむものの人気も衰えていないと聞きます。クルージングのような非日常の贅沢は定番となっていますし、映画や芝居、美術展覧会なども賑わっていますね。それからディズニーリゾートも。
時間を掛けて味わい、その世界に何度でも浸れるものは、爆発的なブームとはならずとも、長く心を捉えていく力を持っています。それこそ求められるコンテキストそのものでしょう。

私たちは決して物事の「断片化」を求めているのではないと理解しています。表層のトレンドは目まぐるしくとも、その底流には一つの筋道があり、その充実こそ本当に求めているからなでしょう。

瓶ジュースの自販機2012年01月06日 23:59

山に登った帰り、登山口にある一軒宿の温泉「金山鉱泉」に寄ったのですが、そこにあった瓶ジュースの自販機が現役でした。

瓶ジュースの自販機
瓶ジュースの自販機。設置場所も昭和40年代の雰囲気ですね。
お金を入れてボタンを押すと、ジュース瓶がその横にゴロンと顔を出します。

瓶ジュースの自販機
それをこの栓抜きで開けるのですが、12歳の娘はしばらく使い方が判りませんでした。

飲食店で時折見かける瓶ジュースですが、このスタイルの自販機が稼働状態で残っていたのは驚きでした。
山奥の一軒宿、100%回収される瓶ジュースの方が確かにいいかもしれないなぁ、、そんなことを感じました。

バンダナバックル、撮影して頂きました!2012年01月10日 18:48

昨日、家族の肖像で素敵な笑顔を沢山撮られている川名マッキーさんに、バンダナバックルの写真を撮って頂きました!

バンダナバックル
バンダナバックル。
いつもは控目なバックルの形がくっきり見えていて嬉しいです。

バンダナバックル
モデルはミサリングファクトリーいち美人のYちゃん。
残念ですが今回は後ろ姿のみの公開です。

ミサリングファクトリーは、このバンダナバックルのデザインのきっかけとなったお菓子作りのお教室で、主催の松本さんの「小さい子供でもきちんと準備ができる事がとても大切なんです」という一言から始まりました。
子供たちが揃ってつけているととっても可愛いんですよ〜。しっかり留まるので大人の方にもご好評頂いています。

この写真はあるコンテストのためのものなんですが、、その結果はまた改めてお伝えいたします!

フューズ2012年01月11日 23:59

フューズ
昨年末、父母が30年以上使っている家具の照明が壊れました。
毎日オンオフを繰返したのでいつ壊れても不思議ではありませんが、配線はしっかりしていてフューズが飛んだだけでした。

ところがこのフューズが売ってないんですね。コンビニだけでなく、近所の電気屋さんでも見つけられませんでした。ネットで検索すればあるのですが規格が判らないので躊躇してしまいます。以前なら店頭で見比べて選べたんですが、、仕方ないですね。年末と言う事もあり、漏電が無い事を確認してスイッチ周りの配線をしなおして使えるようになりました。

しかし、素人修理でんとかなるのはこのくらいのものでしょうね。今愛用しているものを引続き使い続ける、こんな簡単な事がとても贅沢な世の中になっています。これはやっぱりちょっとおかしい、、。

この「よく考えるとちょっとおかしい」というのは、次の時代への背景なんだと思っています。
であれば、普通の人がその仕組みにリーチ出来る、というのがこれからの価値になって行くのかもしれません。

「山火防止」2012年01月12日 23:59

先日登った小山には沢山の「山火事注意」の看板がありました。

「山火事注意」
「山火事注意」

山によっては「熊注意」「ヒル注意」と、見かけるものが違いますが、ここは土がドライで落葉と低木が多く、確かに良く燃えそうな環境に思いました。こういうところでは素直に従い煮炊は自粛しました。

「山火防止」
「山火防止」
こちらは鉄板にペンキで描かれたもの。ストレートに文字を伝えるものですが、上下分割には絵心も感じますね。

上のピクトグラムはいかにも急ごしらえですが、それでも文字だけでは不足だろうと言う丁寧さは感じます。漢字が読めない人にも伝わりそうですね。

しかしどうでしょう、文字の力をもう少し見直した上でピクトグラムとの関係を見直した方がいいなぁ、、二つの看板を見比べ、自分の仕事に引き当ててそんなことを思いました。

「仕事」2012年01月13日 08:32

突然ですが、「将来の夢は?」子供の時から聞かれて一番困る質問だったことを思いだしました。
今もどちらかというと苦手な質問です。やりたい事は沢山ありますし、叶えたいこと、祈るような気持ちで思い続けていることは沢山あるのですが、「夢」「目標」ではどうも腑に落ちないのです。

年頭に「仕事をするぞ!」と意気込みましたが、その思念がこれまでの思いの中の居心地の悪さを正そうとしたのですね、「そうか、これら全てが仕事なのだ」とひとりごちました。

そう、夢でも目標でもなく仕事なのです。
今年も仕事をしよう、改めて思いました。

過去記事:仕事をするぞ!
http://dmc.asablo.jp/blog/2012/01/04/

ミチクサ 特注2012年01月16日 15:31

以前よりアッシュコンセプトで販売して頂いております花器の「ミチクサ」に、地中美術館の特注によるラインが加わりましたのでお知らせいたします!

実は昨年の秋から店頭に並んでいるらしいのですが、私もまだ実物は見ていない幻のミチクサなんです(笑)

地中美術館は瀬戸内海の直島にある美術館で、ご存知の方も多い事と思います。訪れた方は皆いいところだよとおっしゃいますし、ぜひ一度行きたいと常々思っておりました。
なんと光栄にも、そこに特注のミチクサがあるなんて、、これは近々伺わなければなりません。
(入手したら写真をアップいたします!)

地中美術館 地中ストア:http://www.benesse-artsite.jp/chichu/cafe_store.html#Store

ミチクサ:http://h-concept.jp/fs/hshop/68

地下の配管2012年01月17日 22:06

剥き出しの配管
ご近所のショートカットを歩いていましたら、擁壁工事で通行止めになっていました。
覗いて見ると配管が剥き出しになっています。細い管は上水道、太い方は下水道で、下水は雨水と汚水の2系統がありますが、これは雨水の方でしょうか。

上水は圧力がかかっているので細くても丈夫な金属管、下水は自然に流れるような勾配と太さ、、それぞれに気を使っているのがわかりますね。

工事現場は普段見られないインフラが剥き出しになっていることがありますので、ついつい覗いてしまいます。

雀を見かけました。2012年01月18日 23:59

電線の雀
身近な鳥だったはずの雀(すずめ)が激減しているそうです。
私の近所でも椋鳥(むくどり)と烏(からす)ばかりで、確かにすっかり見かけなくなっていました。

ところが先日、ちゅんちゅんと耳覚えのある鳴声を見上げたら、電線に雀が停っていました。
ちょっと判りづらいのですが、寒さに羽根を膨らませています。十数羽がまばらに集まっていただけですが、なんとなく逞しい印象がしました。
ずっと里で人の生活に寄添って生きてきた鳥ですからきっと上手く適応して、また沢山の群れになっていくのでしょう。
dmc.
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