切り師 長屋明さんのアート ― 2013年11月25日 10:56
長屋明さんの個展を観てきました。
お寿司に添えられた笹切りに魅せられて以来26年、独学で切り絵の道を進んでこられたそうです。
この葉脈!
蝶の触角は0.1mm以下の細さです。
ティアラにも蝶や小動物、小さく小さくサインも切り抜いてあります。
長屋さんと言えばこの作風、ペンでささっと書いたままを切ったもの。
恐れ多くも持たせて頂きました。(ちょっと緊張しましたヨ)
これ、良いですよねぇ。
意外にも道具は普通の事務用カッターナイフだけだそうです。
紙も黒い作品はコピー用紙(!)切り抜いた後にラッカースプレーをかけて仕上げるそうです。ラッカーが補強になっているのかもしれませんけれど、コピー用紙って脆い印象を持っていたので驚きです。
白い作品はユポ紙で、これも強度ではなく色から探し求めたそうです。
伺いますと、笹切りから入ったのでずっと和風の作品(書や墨絵、曼荼羅など)だったそうですが、数年前に横浜インターコンチネンタルホテルの企画で洋風な作品を求められたのがきっかけで、上のようなスタイルが産まれたそうです。
そのスタイルの楽器や建物のスケッチがまたいいんですよねぇ、以下のサイトで紹介されていますのでぜひご覧ください。
上手を賞して「切れ味が良い」といいますけれど、まさに切れ味の良さが気持ちいいです。
しかし、ただよく切れているだけではない魅力を感じます。(それを賞して切れ味と言うのでしょうけれど)
一点だけあった金魚を求めました。残ってて良かった。
記念撮影も快くしていただきました。
長屋さん、ありがとうございました!
※個展のお知らせはfacebookでご確認下さい。
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