気持ちの良い遮断「書き出しで選ぶ100冊」 ― 2012年08月07日 23:51
タイトルも作家も伏せて、「まくら」だけを記した特注のカバーをかけた文庫をさらにビニールで閉じた小説が100冊。
噺家のネタの前の小話もまくらっていいますが、小説の出だしの事ですね。その始まりの数行に感じる何かから本を選ぶ、、いいですねぇ。読書好きらしい感性を感じますね。
出会いのデザインといったら大袈裟ですけれど、活字を読むこと、自分の感覚に委ねること、作家と出会うこと、そして本屋で悩むこと、、これらの書店での楽しい体験がしっかり前面化されています。
いつでも誰とでも繋がれる今は、返って「距離への渇望」が醸成されているという説がありますが、このような「気持ちの良い遮断」は確かに新鮮さと懐かしさがあいまって魅力的です。
そういえば「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」も同じ感覚のような気がします。(ともに未見ですので想像の域ですが)
その気になればスマートフォンで検索すれば作家もタイトルも判るのですが、それさえも「出会うためのひと手間」として利きそうですね。
ぜひ行きたい!ということでご紹介させて頂きます。
紀伊国屋書店新宿本店で9月16日まで。
紀伊国屋書店「ほんのまくらフェアのお知らせ:
http://www.kinokuniya.co.jp/store/Shinjuku-Main-Store/20120725000000.html
噺家のネタの前の小話もまくらっていいますが、小説の出だしの事ですね。その始まりの数行に感じる何かから本を選ぶ、、いいですねぇ。読書好きらしい感性を感じますね。
出会いのデザインといったら大袈裟ですけれど、活字を読むこと、自分の感覚に委ねること、作家と出会うこと、そして本屋で悩むこと、、これらの書店での楽しい体験がしっかり前面化されています。
いつでも誰とでも繋がれる今は、返って「距離への渇望」が醸成されているという説がありますが、このような「気持ちの良い遮断」は確かに新鮮さと懐かしさがあいまって魅力的です。
そういえば「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」も同じ感覚のような気がします。(ともに未見ですので想像の域ですが)
その気になればスマートフォンで検索すれば作家もタイトルも判るのですが、それさえも「出会うためのひと手間」として利きそうですね。
ぜひ行きたい!ということでご紹介させて頂きます。
紀伊国屋書店新宿本店で9月16日まで。
紀伊国屋書店「ほんのまくらフェアのお知らせ:
http://www.kinokuniya.co.jp/store/Shinjuku-Main-Store/20120725000000.html
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