朽木の蒼 ― 2012年08月01日 17:30
花火 ― 2012年08月02日 23:44
ファミリーライフフェア ― 2012年08月03日 23:04
夏休みに人気の恐竜イベントがパシフィコでも開催されています。(ヨコハマ恐竜展)
そのイベントと併設して、「キッズエンジニア」「ファミリーライフフェア」が行われていて、小さな赤ちゃんから小学生まで沢山の子供たちが溢れていました。

「輝く子供の将来と家族の生活向上のための見て触れて体感できる体験型イベント」とあります。この時間帯は恐竜展とキッズエンジニアが混んでいましたが、小さいお子さん連れは空いているこちらからがいいですね。

広めに開けたスペースとフードコート(右奥)。ファミリー向けらしく、ゆったりできるようになっています。会場は美味しい匂いが溢れていました。

京都の「高岡屋」さん。こちらを拝見に伺いました。
高い機能と優れたデザインの座布団の老舗がファミリー向けのイベントに出展されるのはリスクにも見えますが、市場開拓への意欲を感じさせます。
決して安くない商品ですが、使ってもらうと評価が一変するそうで、既に、産婦人科の待ちあいなどに採用されるケースが増えているのだとか。実際に触って頂くいい機会なのでしょうね。イベントで疲れたファミリーのいい休憩スペースになっていますから本音が沢山聞けそうです。
ファミリーライフフェアは5日まで。
(キッズエンジニアは4日、恐竜展は27日まで。)
着陸成功! ― 2012年08月06日 23:21
ロンドンの熱狂の合間に、米国から歴史に残るニュースが届きました。
NASAの火星探査車Curiosity(キュリオシティ)が火星に着陸し、最初の映像が届けられたのです。
キュリオシティっていい名前だなぁ。
プロジェクト名「Mars science laboratory」の示す通り、キュリオシティは1トン近い最新鋭の分析装置を満載した6輪車です。火星表面を移動しながら火星の生命存在可能性と痕跡を1年がかり(現地時間で2年)で調べるそうです。
そのまま着陸するには大き過ぎるキュリオシティは、着陸用の補助装置によるジェット噴射で地上すれすれに静止し、そこからワイヤーでゆっくり下ろされました。過去に例のない困難な作業のため、大気圏突入から着陸までの間は「恐怖の7分」と呼ばれていましたが、無事成功しましたね。凄い!
進捗は下記サイトで逐次公開されています。現在の画像は「速報版」で高精細な画像は数ヶ月後、発見は随時、研究の成果は1年から2年後に発表されるようです。
楽しみです!
NASA - Mars :
http://www.nasa.gov/mission_pages/mars/main/index.html
NASAの火星探査車Curiosity(キュリオシティ)が火星に着陸し、最初の映像が届けられたのです。
キュリオシティっていい名前だなぁ。
プロジェクト名「Mars science laboratory」の示す通り、キュリオシティは1トン近い最新鋭の分析装置を満載した6輪車です。火星表面を移動しながら火星の生命存在可能性と痕跡を1年がかり(現地時間で2年)で調べるそうです。
そのまま着陸するには大き過ぎるキュリオシティは、着陸用の補助装置によるジェット噴射で地上すれすれに静止し、そこからワイヤーでゆっくり下ろされました。過去に例のない困難な作業のため、大気圏突入から着陸までの間は「恐怖の7分」と呼ばれていましたが、無事成功しましたね。凄い!
進捗は下記サイトで逐次公開されています。現在の画像は「速報版」で高精細な画像は数ヶ月後、発見は随時、研究の成果は1年から2年後に発表されるようです。
楽しみです!
NASA - Mars :
http://www.nasa.gov/mission_pages/mars/main/index.html
気持ちの良い遮断「書き出しで選ぶ100冊」 ― 2012年08月07日 23:51

タイトルも作家も伏せて、「まくら」だけを記した特注のカバーをかけた文庫をさらにビニールで閉じた小説が100冊。
噺家のネタの前の小話もまくらっていいますが、小説の出だしの事ですね。その始まりの数行に感じる何かから本を選ぶ、、いいですねぇ。読書好きらしい感性を感じますね。
出会いのデザインといったら大袈裟ですけれど、活字を読むこと、自分の感覚に委ねること、作家と出会うこと、そして本屋で悩むこと、、これらの書店での楽しい体験がしっかり前面化されています。
いつでも誰とでも繋がれる今は、返って「距離への渇望」が醸成されているという説がありますが、このような「気持ちの良い遮断」は確かに新鮮さと懐かしさがあいまって魅力的です。
そういえば「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」も同じ感覚のような気がします。(ともに未見ですので想像の域ですが)
その気になればスマートフォンで検索すれば作家もタイトルも判るのですが、それさえも「出会うためのひと手間」として利きそうですね。
ぜひ行きたい!ということでご紹介させて頂きます。
紀伊国屋書店新宿本店で9月16日まで。
紀伊国屋書店「ほんのまくらフェアのお知らせ:
http://www.kinokuniya.co.jp/store/Shinjuku-Main-Store/20120725000000.html
噺家のネタの前の小話もまくらっていいますが、小説の出だしの事ですね。その始まりの数行に感じる何かから本を選ぶ、、いいですねぇ。読書好きらしい感性を感じますね。
出会いのデザインといったら大袈裟ですけれど、活字を読むこと、自分の感覚に委ねること、作家と出会うこと、そして本屋で悩むこと、、これらの書店での楽しい体験がしっかり前面化されています。
いつでも誰とでも繋がれる今は、返って「距離への渇望」が醸成されているという説がありますが、このような「気持ちの良い遮断」は確かに新鮮さと懐かしさがあいまって魅力的です。
そういえば「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」も同じ感覚のような気がします。(ともに未見ですので想像の域ですが)
その気になればスマートフォンで検索すれば作家もタイトルも判るのですが、それさえも「出会うためのひと手間」として利きそうですね。
ぜひ行きたい!ということでご紹介させて頂きます。
紀伊国屋書店新宿本店で9月16日まで。
紀伊国屋書店「ほんのまくらフェアのお知らせ:
http://www.kinokuniya.co.jp/store/Shinjuku-Main-Store/20120725000000.html
明かりの消えた表示 ― 2012年08月08日 19:38
今日通りかかった駅の表示です。
白地にグレーと水色で書かれているのでとても見にくいんですね。
色味を取って見るとそのコントラストの低さが判ります。
まさか故意ではないと思いよく見ますと、表記部分はライトが点く仕掛けになっていました。節電でしょうか、それとも昼間だからでしょうか、その明かりが消えた状態なんですね。それは見にくい訳です。
このまま不点灯を通すなら、透過板を黒に差替えると見やすくなるでしょうけれど、それなら点灯する方を選びましょうか。あまり困っている風な方は見かけませんでしたから、どちらでもいいのかもしれません。
そこで、この見にくさでも特にクレームがつかない場合は、よくよく検証して頂きたいことがあります。それは「もともと表示が不適切」または「過剰」なのではないか、という視点です。
なかなか表示を削るチャンスはないので、せっかくの機会を活かしたい、、そんなことを思いました。
「絶望の国の幸福な若者たち」 ― 2012年08月09日 23:05

若き社会学者、古市憲寿さんによる「絶望の国の幸福な若者たち」、とても興味深く読みました。13歳の娘も盗み読みしていたらしく「これ面白いね」と言っていました。
2010年の時点で20代の70.5%が現在の生活に満足していて、その満足度は他のどの世代よりも高く、過去の20代と比較しても高い、、。格差、貧困、ワーキングプアなどネガティブなワードだけが飛び交う現在の日本の中で、20代の生活における満足度は過去最高という奇妙な状況、これはいったいどういうことなのでしょうか。。
著者自身26歳で「若者」にカテゴライズされやすい年令であるためでしょうか、まずこの言葉の起源や現代での定義を学者らしいアプローチで紐解いて行きます。その中で現代の「若者」という世代で切る群像が既に錆びついたものであること、誰かが「若者」と呼ぶ時にはそれぞれの立場によって期待されるものがあることなどが明示されます。
そして、「ムラムラする若者」という現代のアウトラインを紹介して、若者目線で「日本」を見直していきます。
タイトルもさることながら、本文も冷めた皮肉の語り口がゆるく続くという、ある意味判りやすい若者然とした佇まいですが、その奥に何か光るものを感じ、最後まで興味はつきませんでした。
あちこちに「確かにそうかもなぁ」という所も多く、著者一押しの「ムラムラする若者」のくだりは、現在の「○○離れ」と言われているような消費行動を裏付ける心理としては最も判りやすい説明の一つだと思います。
更に幸福を「経済」と「承認」の二つの要素に分け、食べるものがあって誰かに承認されれば幸福であり、「貧困は未来」「承認は現在」の問題だから、娯楽に満ち気軽に承認が得られる今は「絶望の国の幸福な若者」であるとの断言には頷いてしまいました。
現状を近過去との比較で嘆く大人を冷笑しつつ、冷めた目線でその大人たちの残した社会現状をよしとする若者たちの未来に希望はあるのか、、。著者は控目ながら「なんだか悪いものではない気がしてくる」という一節を終盤に入れていました。
先日の「中国化する日本」とあわせて読むと、大きな流れに飲み込まれる大人の横で、その流れの中をヘラヘラとゆるく笑いながら楽しんでいる風に漂う若者が想起されます。
「一億総若者化の時代」という著者の見方からしますと、どうやら私もヘラヘラ笑っている側のようですね。(笑)
2010年の時点で20代の70.5%が現在の生活に満足していて、その満足度は他のどの世代よりも高く、過去の20代と比較しても高い、、。格差、貧困、ワーキングプアなどネガティブなワードだけが飛び交う現在の日本の中で、20代の生活における満足度は過去最高という奇妙な状況、これはいったいどういうことなのでしょうか。。
著者自身26歳で「若者」にカテゴライズされやすい年令であるためでしょうか、まずこの言葉の起源や現代での定義を学者らしいアプローチで紐解いて行きます。その中で現代の「若者」という世代で切る群像が既に錆びついたものであること、誰かが「若者」と呼ぶ時にはそれぞれの立場によって期待されるものがあることなどが明示されます。
そして、「ムラムラする若者」という現代のアウトラインを紹介して、若者目線で「日本」を見直していきます。
タイトルもさることながら、本文も冷めた皮肉の語り口がゆるく続くという、ある意味判りやすい若者然とした佇まいですが、その奥に何か光るものを感じ、最後まで興味はつきませんでした。
あちこちに「確かにそうかもなぁ」という所も多く、著者一押しの「ムラムラする若者」のくだりは、現在の「○○離れ」と言われているような消費行動を裏付ける心理としては最も判りやすい説明の一つだと思います。
更に幸福を「経済」と「承認」の二つの要素に分け、食べるものがあって誰かに承認されれば幸福であり、「貧困は未来」「承認は現在」の問題だから、娯楽に満ち気軽に承認が得られる今は「絶望の国の幸福な若者」であるとの断言には頷いてしまいました。
現状を近過去との比較で嘆く大人を冷笑しつつ、冷めた目線でその大人たちの残した社会現状をよしとする若者たちの未来に希望はあるのか、、。著者は控目ながら「なんだか悪いものではない気がしてくる」という一節を終盤に入れていました。
先日の「中国化する日本」とあわせて読むと、大きな流れに飲み込まれる大人の横で、その流れの中をヘラヘラとゆるく笑いながら楽しんでいる風に漂う若者が想起されます。
「一億総若者化の時代」という著者の見方からしますと、どうやら私もヘラヘラ笑っている側のようですね。(笑)
夏季休暇のお知らせ ― 2012年08月10日 15:18
残暑お見舞い申し上げます。
いつも格別のお引き立てにあずかり、心より感謝申し上げます。 暑い日が続いておりますが、立秋を過ぎ朝夕は涼しい風が吹くようになって参りました。皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、弊社では下記の予定で夏期休暇を実施させていただきますので、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
休業期間:8月11日(土)〜 8月16日(木)
今年の私は、四国北東部へ家族でドライブする予定です。
阿波踊りと地中美術館を見てまいります。
いつも格別のお引き立てにあずかり、心より感謝申し上げます。 暑い日が続いておりますが、立秋を過ぎ朝夕は涼しい風が吹くようになって参りました。皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、弊社では下記の予定で夏期休暇を実施させていただきますので、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
休業期間:8月11日(土)〜 8月16日(木)
今年の私は、四国北東部へ家族でドライブする予定です。
阿波踊りと地中美術館を見てまいります。
金魚のアーティスト ― 2012年08月17日 19:13
ずっとその作品に触れたくて機会を待っているアーティスト「深堀隆介」さんのイベント、見ないうちに終わっていました!
ああなんという迂闊。。
どん底のある日、部屋の一匹の金魚との「出会い」が深堀さんの人生を一変させました。深堀さんはそれを「金魚救い」と名付けて大切にされているのだそうです。
金魚の狂気と美、深堀さんの深い思いをいつか必ずこの目で、、の願いを込めてご紹介させて頂きました。
深堀隆介オフィシャルサイト
http://goldfishing.info/
ああなんという迂闊。。
どん底のある日、部屋の一匹の金魚との「出会い」が深堀さんの人生を一変させました。深堀さんはそれを「金魚救い」と名付けて大切にされているのだそうです。
金魚の狂気と美、深堀さんの深い思いをいつか必ずこの目で、、の願いを込めてご紹介させて頂きました。
深堀隆介オフィシャルサイト
http://goldfishing.info/
止まぬ二拍子「阿波おどり」 ― 2012年08月20日 23:38
徳島の阿波おどり、初めて観ました。(実は映像でもじっくりと腰を据えて見た事はなかったのです。)
腰を落とし手を上げてなんば歩きのように手足を揃えて小刻みに繰り出しじりじりと進む、、このシンプルな振付は「連」毎に少しづつ異なりながら、誰でも飛び入り出来そうな大らかさと、だからこそ熟練の味が出る踊りですね。
何よりお囃子の二拍子が体を突き抜けて、何とも言えない一体感と高揚感が。確かに「同じアホなら踊らにゃ損々」です。
雨の中「帰りたい」と言いだすかなと思っていた娘たちも「阿波おどり舐めてた。凄い!」と感動。
どんどん激しくなる雨の中、通奏低音のような「うぉーーっ!」という声とともに踊り狂う姿に皆ですっかり魅入っていました。
腰を落とし手を上げてなんば歩きのように手足を揃えて小刻みに繰り出しじりじりと進む、、このシンプルな振付は「連」毎に少しづつ異なりながら、誰でも飛び入り出来そうな大らかさと、だからこそ熟練の味が出る踊りですね。
何よりお囃子の二拍子が体を突き抜けて、何とも言えない一体感と高揚感が。確かに「同じアホなら踊らにゃ損々」です。
雨の中「帰りたい」と言いだすかなと思っていた娘たちも「阿波おどり舐めてた。凄い!」と感動。
どんどん激しくなる雨の中、通奏低音のような「うぉーーっ!」という声とともに踊り狂う姿に皆ですっかり魅入っていました。
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