アートの島2012年08月21日 23:09

徳島から香川へ移動して、翌日はアートの島「直島」へ渡りました。

草間さんの黄色い南瓜
大好きな草間彌生さんのこれ、やっぱりよかったです。
できればもっとじっくり見たかったです。

草間さんの黄色い南瓜
といいますのは行列ができているからですね。
でもこの列がまたのんびりした味わいがあって良かったです。

地中美術館
「地中美術館」が目的地です。
ジェームズ・タレルの「オープン・フィールド」が良かったですねぇ。モネの部屋の大理石のタイルも良かったです。肌触りがたまらず寝転がりました。

ミチクサ 地中美術館バージョン
そして、このミチクサを見届けるというミッションも無事完了(笑)
残念ながら写真は撮れませんでしたが、丁寧に飾って売ってくださっていて感激でした!

直島銭湯 I♡湯
李禹煥(リ・ウーファン)美術館も堪能して第二の目的地「直島銭湯I♡湯」へ。
波止場の裏路地にこじんまりと建っていますが、そのキュートな吸引力で沢山の人が溢れていました。風呂場とアートはしっくりきますね。
さっぱりと汗を流して気分良く帰りの船に乗りました。

標識にアート
道すがら、こんなところにもアートが。
いたるところにあるアートと、親切で丁寧な島の人々。また行きたい、そう思わせる心地よさでした。

12/200 丸亀城2012年08月22日 13:05

直島から高松に着き、丸亀に向かいました。
江戸期以前に建てられた天守閣で現存するのはわずか12、その中でもっとも小さいのが丸亀城です。

丸亀城

戦国時代に各地に築城されましたが(2万5千という数字も)、江戸期の一国一城令などで少しづつ減り続け幕末には200ほどになりました。更に明治維新の際に多くが打ち壊され、戦争などでも消失して現在の12城が残ったのだそうです。

丸亀城
1660年築とありますから、このヤリガンナの跡もそのころのものでしょうか。

丸亀城からに眺望 瀬戸大橋
天守閣は最小ですが、美しい石垣が高く積んであり、瀬戸内が一望出来ます。瀬戸大橋も見えますね。

淡路島の夕陽
淡路島から見た瀬戸内に沈む夕陽です。
丸亀の親切な方々から教えて頂いたとっておきのうどんやさんに寄り、淡路島を抜けて帰ってきました。

神奈川県立音楽堂2012年08月23日 23:11

少し前のことですが、あるミュージシャンのコンサートで数十年ぶりに「神奈川県立音楽堂」の中に入りました。
隣接の県立図書館青少年センターとあわせて前川國男さんの設計で、1955年の日本建築学会賞作品賞を受賞しています。

実家がこのすぐ近くでしたので、子供の頃は遊び場でした。音楽堂も時々中に入れてくれることがあり、豪華な空間に子供ながらときめいた記憶があります。

神奈川県立音楽堂
シンプルなネーミング。私たちはただ「音楽堂」とだけ呼んでいましたね。

神奈川県立音楽堂
改めて見ますと小さいですねぇ。

神奈川県立音楽堂
これはオリジナルだったのでしょうか、エントランスが黄色いのがアクセントです。
奥が図書館で、以前は二階が繋がって行き来出来たと記憶しています。

神奈川県立音楽堂
このコンクリート舗装はオリジナルですね。駐車場はアスファルトになってしまいましたが、一部は残っていました。

前川さんの建築は横浜に多数ありましたが老朽化かが進み、いくつかは使用停止されています。この音楽堂も一時期は取り壊しが検討されましたが、保存運動が起こり補強改築されて現在に至ります。

保存の価値があるとされたのは前川さんの建築美もありますが、そのホールの響きの良さなんです。今回も素晴らしい音楽に浸る事が出来ました。気持ちよかったなぁ。
お好きなアーティストがいらしたらぜひその響きを聴きに来てくださいね。

ノベルティ2012年08月24日 20:51

尼康映像仪器销售有限公司(中国ニコン)のノベルティを頂きました。それがちょっと良かったんです。

中国ニコンのセンス
カメラメーカーらしいパッケージの中身は、なんと扇子です。

中国ニコンのセンス

中国ニコンのセンス
しっかりした作りで、可愛らしい筆書きアイコンが染め抜かれています。ロゴもちょっとそれらしくなっていますが、これは本国ではNGかもですね。
中国ニコンの、現地での愛され方が想像される楽しい品でした。

そういえば、日本でも展示会などでノベルティを頂く機会がありますが、昔のマスコットや貯金箱のような収集家がときめくものは見かけなくなりましたね。
ブランドとして「ファン」を喜ばせる振舞いはますます大きな課題です。この扇子は今の中国だからこそのものですが、ノベルティのあり方もまだまだ今にあわせたデザインの余地がありそうです。

自生の石楠花(シャクナゲ)2012年08月27日 23:14

先日登った金峰山では石楠花が咲いていました。

自生の石楠花
梢の先端にかたまって花をつける姿が豪華です。

自生の石楠花
2,000m超の森林限界付近で、低木の針葉樹に混ざって咲いていました。

一般に植えられている石楠花は外来種で、日本のものは「癪になって投げるからシャクナゲ」と言われるほど咲かせるのが非常に難しいそうです。
確かに、自生の環境を平地で樹に感じさせるのは大変に手がかかるでしょうね。それでもこの花を軒先で咲かせる庭師の腕を、敬意をもって想像しました。
dmc.
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