鼠の文鎮2013年04月24日 23:23

前期か後期か失念してしまいましたが、江戸時代のものです。修行時代に先輩から頂戴しました。

鼠の文鎮
18cm、6寸弱ながら532gと結構な重さです。

鼠の文鎮
下をわざわざ削って口を尖らせています。
そこからあごをなぞって耳へ続くS字の螺旋、気持ちいいです。

鼠の文鎮
鼠のしっぽのしゃきっとする時とひょろひょろっとする時の、ふたつの表情がこの形から伝わります。さらっとした意匠ですが、凄いなぁ。

文鎮として使うにはちょっと小さいのですが、めったにとらない毛筆を使う時にはかかせない品になっています。
dmc.
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