ルーシーリー展 バーナードリーチへの手紙2010年05月21日 23:59

新国立美術館で行われている、英国女流陶芸家の「ルーシー・リー展」を見てきました。
リーシー・リー展

全作品の美しさについてはもちろんですが、中でも多作なこと、出会いを育んだこと、そして晩年の作品の素晴らしさに感動しました。

彼女は戦争が近づき、ユダヤ人であったためにウィーンを追われて英国に亡命するのですが、その時英国の陶芸界の重鎮であったバーナード・リーチにはじめは批判され、後に支持され、最後まで絆を深めたそうです。

亡命後の手紙が残されていました。
「ヒトラーや難民問題やお金を稼ぐ必要以外に重要なものがあるのだ」
陶芸への情熱を思い出したと書いた手紙です。88歳で倒れるまで作り続けた情熱の原点なのかも知れません。

ぜひ、その作品と情熱を留めたメモや手紙をご覧になって下さい!

 新国立美術館
 2010.6.21まで

コメント

_ Tamami ― 2010年05月23日 18:36

おお、さすが、同じものを見ても、
デザイナーの史さんが書かれると、
文章も写真も素敵です〜!この写真はどこで撮られたのですか?
私が撮った正面入り口ではこんなに緑が無かったような…
しかし、呼び止めて頂いた時は驚きました。
会場に入った時から、Nikonのカメラを提げた人がいるのは目の端に入っていましたが、それがまさか史さんだったとは〜!

素敵な偶然に感謝です。

_ ― 2010年05月24日 15:37

Tamamiさん
コメントありがとうございます!

写真は裏側駐車場入口横のものです。長い傘を場内に持ち込めないので、一度外側をぐるっと回った時に撮りました。

ほんと、私もびっくりしました!まさかとは思いましたが偶然が重なる事ってあるんですね!ご縁ですね。

今度ご主人様の絵をじっくり拝見したいです。
ありがとうございました。

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