「名のないもの」との出会い2012年09月04日 23:20

偶然なのでしょうけれど、「名のないもの」との出会いが同時に3ヶ所で企画されています。

「ほんのまくらフェア」
新宿 紀伊国屋本店 9/16まで
 http://www.kinokuniya.co.jp/store/Shinjuku-Main-Store/20120725000000.html

「CDブラインド販売」
渋谷 残響ショップ 常設
 http://www.drillspin.com/articles/view/139

「用の美とこころ 民藝展《展示・即売》」
日本橋 高島屋 9/10まで
 http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event/index.html#os967

先の二つはあえて名を伏せて先入観を取り払い「作品そのものとの出会い」を標榜しています。
民藝展は匿名のものだけではありませんが、伝統的な職人技に対して個人名の比重は相対的に抑えられています。
いずれも話題になっていますので既に行かれた方も多いでしょう。

あえて「無名の逸品」との出会いを演出している言う意味では、やはりその場への思い(バイアス)があっての販促には変わりませんが、注釈や物語過多を感じているからこそ、共感を得ているのかもしれません。

それでは本当に先入観を排して作品と出会う事が出来るのでしょうか、また私はその状況で自分の中で納得の行く選択が出来るのでしょうか、日本の特徴であると言う匿名性を有意な特質として感じる事が出来るのでしょうか、、明日から順に体験してこようと思います。

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