「日本のサービス」 ― 2010年01月19日 23:30
先週末、墨田区の若手経営者のビジネススクール「フロンティアすみだ塾」のバネルディスッションにお招き頂きました。
墨田区役所 13F会議室

遠くに富士山が見えていました。
まず、塾頭の関先生(一橋大学教授)のご講演。中国北部の斉斉哈爾(チチハル)のお話などを通されて、日本の経営者がしなければならない事を簡潔に教えて下さいました。
このお話がとっても面白かったです。
いくつも面白いお話があったのですが、一つご紹介させて頂きます。
丹陽は眼鏡フレームの大産地だそうですが、そこのある大きな会社に、スローガンが張り出されているそうです。そこには、、
1)ドイツの品質
2)中国の価格
3)日本のサービス
なるほど! これをやれたら無敵です。
また思うことは、日本は品質でも価格でもなくサービスの国だということです。これはとても頼もしい事実です。
そういえば、レクサスは「もてなし」をコンセプトにした販売店が人気を得たそうですし、「Customer satisfaction(顧客満足)」という概念は京都の旅館に泊まった経験に着想を得たと伺ったことがあります。
以前、日本製品の特徴である「ファイン」「アノニマス(無名性)」は誠実さから育まれると書きましたが、その心は「もてなし」なのでしょうね。
ご講演の後はパネルディスカッション、グループワーク、交流会へと続きました。「勝てる!」と思う思考と、元気と刺激を沢山頂いて帰って参りました。
関先生、墨田区の皆様、ありがとうございました!
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