炎の指揮者2010年01月12日 12:06

「炎のコバケン」こと小林研一郎氏が指揮する、日本フィルの公開リハーサルに行ってきました。

みなとみらいホール

地元小学生の希望者向けの特別公開で、今回はじめての試みだそうです。私は下2人の娘の保護者として同伴させて頂きました。恥ずかしながら今回はじめてコバケンさんのことを知りましたが、世界的な指揮者であり作曲家であります。子供たち以上に楽しみにしていました。

それぞれ準備を進める中にコバケンさんが登場し、挨拶と拍手の練習、子供たちに丁寧ながら威厳のある言葉遣いで語りかけて、音楽の中にある感情表現を具体的に比較して演奏して頂きながら音楽を楽しむことを教えて下さいました。
そして「子供たちへの贈り物」として、演目にはないドボルジャーク<ユーモレスク>とリハを兼ねたヨハン・シュトラウス<こうもり>を通しで演奏。これをわずかな人数のためにもったいない!と思いながら素晴らしい演奏を拝聴しました。

その後、ドボルジャーク<交響曲第9番「新世界より」>のポイントを絞ったリハーサル。この時のコバケンさんの語りかけがとても感動的でした。「〜〜して下さると嬉しいです」「ありがとうございます」ととても優しい口調で、音楽と同じように音楽家への愛情を注いでいられるのだと拝しました。
指揮をされるお姿も「炎」と形容されるに相応しいお方でしたが、愛情がめらめらと燃えていらっしゃるのですね。
dmc.
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