大樹2009年03月05日 11:35

北金ヶ沢 垂乳根の銀杏
J.K.ローリングのハリーポッターに「あばれ柳」というちょっと厄介な大樹が登場します。アーサー王伝説や指輪物語、不思議の国のアリスなどイギリス発のファンタジーの世界には、鬱蒼とした森や大樹が背景に出てきますね。温帯の中でも北の方に位置する島国ですから、大きな針葉樹の森が広がっていたのは想像に難くありません。
しかし、産業革命の際に、建材や燃料として使われてほとんど失われてしまったそうです。

産業が森林を消費するのは何時の時代でもありました。日本でも仏教伝来時に伽藍、特に塔の建材として大樹が伐採されたそうです。江戸期までに縄文杉で有名な屋久島の杉も沢山伐採されました。もちろん、工業化に際しては沢山の森が消えました。

それでも日本には沢山の大樹が残っているそうです。特に「神木」として信仰を集めた樹は、山間部でも都市部でも大切に保存されています。また神木でなくても、地域に愛されている樹が沢山残されています。
このことを、私は早々に手に入れる事の出来ない大切な歴史と思っています。

写真は青森県深浦町、北金ヶ沢の「垂乳根の銀杏」です。一本にして大きな森のような懐に入ると、激しい雨がやさしい霧雨になって陽が射しているようでした。

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