チューニング2011年01月14日 23:59

今週、大学時代の友人が久しぶりに集まりました。進路が違うのでそれぞれの経験を聴くのはとても興味深かったです。(もっとも、秘密保持もあり具体的なことは話せないですし、学生時代の馬鹿な話がほとんどでしたけれど)

その中で、自動車のチューニングが話題になりました。欧州と米国ではサスペンションのセッティングが異なることは有名ですが、同様にパワーステアリングも大分違うそうです。欧州は重くしっかりとした手応えがあるもの、米国は手のひらで軽く回せるものが好まれるそうです。日本メーカーはどちらを向いているかで大分差があるとのこと。
確かに、私のわずかな経験でも、ドイツ車、イタリア車、日本車で明確に違いがありましたね。

また、感性価値の代名詞のように知られている「ドアを閉める音」にも好みの差があるようです。

これらは市場の価値観の差が大きく関わっている事は明白でしょう。そして自動車メーカーもそれに応えようとすることで、技術力の差が際立ってきたのだと思います。

一方、UIのデザインにおいてもこの「チューニング」が大切な事は以前から判っていました。
最近では、iPhoneのタッチUIと他のタッチデバイスとを使い比べて見て「操作感」の差を感じた方はとても多い事でしょう。
これはiOSのチューニングが優れているからなのですよね。

デジタル化モジュール化されたデバイスは、競争力を失い価格競争に陥いりやすく、実際その様な状況になってしまった市場は幾つもありますよね。
同じハード同じプラットフォームで違いを感じさせられるのは、操作感や、基本機能の仕上がり等の、ユーザー体験のベースとなる部分です。この部分のチューニングが素晴らしいものが評価されるのです。
UIをチューニングする現場にデザイナーはもっと入り込んで行かなければですね。
dmc.
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