「シェアリズム〜ギブ&シェアから生まれる未来」 ― 2011年05月12日 23:59
渋谷ロフトワークにて行われたOpenCU「シェアリズム〜ギブ&シェアから生まれる未来」に参加してきました。
テーマはシェア。インフォバーン代表小林弘人さんとロフトワーク代表林千晶さんのトークは歯切れよく、時間が経つのがあっという間でした!
以下メモの抜粋です。
(抜け等あるかと思いますが、話に耳を傾けながらですのでどうぞご了承下さい。)
・リアルの世界に疑問
・3.11以降ソーシャルメディアが受け入れられている
・なぜシェアか? それは「人の役に立ちたい」気持ちがある
・今は「FIX」の時。歪みを治す力が技術によって働いている
・キーワード「オープンイノベーション/価値共創/コラボ消費/メッシュ」
・Biz1.0からSharedBiz win+win+win & more win
・独創から共創へ 人,社会→技術→会話→共有
Q1法律の問題は?
A 検索エンジンのキャッシュの合法化は、日本では昨年までかかった。米国などでは中間法律で対応。クレーゾーンなら待たないでやる方が良いのでは?
Q2シェアで食べて行ける?
A 例えば「オタクと田舎者のコラボ」のような、リアルを近づける[Re-Wired]がキーになるのでは?
Q3シェアとレンタルの違いは?
A 大きく言えば同じだがシェアは1to1の要素が強い
Q4ビジネスモデルは?
A まずやってからつくればいい
会話に出ていたサイト(一部抜粋)
・キックスターター(起業支援)
http://www.kickstarter.com/
・キバ(マイクロファイナンス)
http://www.kiva.org/
・セイフキャスト(放射線モニター)
ツイッターで話が進みキックスターターで資金を集めたそうです
http://www.safecast.org/
・ジップカー(カーシェアリング)
http://www.zipcar.com/
・イフウィランザワールド(マイクロアクションマッチング)
http://ifwerantheworld.com/
「シェア」の価値観の根底には、共有、助け合い、利他といった私たちにとってはやや古風で身近なものを沢山感じます。
それと同時に、大量消費への疑義、権威の崩壊など、既存の財に対しては破壊的な側面も。
もっとも新しいビジネスが古いビジネスを駆逐する、というのは当然のことなのでしょうね。
ふり返ってシェア向けのデザインは、、これは下記の本にも書かれていますが、陳腐化しない物ですね。これは大きな方向性と言えるでしょう。
そういえば音楽がYouTubeによって時代性を失いつつあるそうです。ラジオやテレビの流行とは関係なく、自分の好みによって一人一人違うタイミングで流行るのです。実際に私の娘は80年代の音楽を今の物として、今の音楽と一緒に聴いています。力ある作品はいつまでも何度でも愛されるのですね。
「シェア」されるもののデザインは、時代を超えて長く愛されるモノだけが一定の量を作られ、修理され、使われ続けるものでしょう。
シェアリズム
http://ow.ly/4TBUO 1
シェア<共有>からビジネスを生みだす新戦略
http://ow.ly/4TBVj
The Mesh メッシュ すべてのビジネスは<シェア>になる
http://themesh.jp/
テーマはシェア。インフォバーン代表小林弘人さんとロフトワーク代表林千晶さんのトークは歯切れよく、時間が経つのがあっという間でした!
以下メモの抜粋です。
(抜け等あるかと思いますが、話に耳を傾けながらですのでどうぞご了承下さい。)
・リアルの世界に疑問
・3.11以降ソーシャルメディアが受け入れられている
・なぜシェアか? それは「人の役に立ちたい」気持ちがある
・今は「FIX」の時。歪みを治す力が技術によって働いている
・キーワード「オープンイノベーション/価値共創/コラボ消費/メッシュ」
・Biz1.0からSharedBiz win+win+win & more win
・独創から共創へ 人,社会→技術→会話→共有
Q1法律の問題は?
A 検索エンジンのキャッシュの合法化は、日本では昨年までかかった。米国などでは中間法律で対応。クレーゾーンなら待たないでやる方が良いのでは?
Q2シェアで食べて行ける?
A 例えば「オタクと田舎者のコラボ」のような、リアルを近づける[Re-Wired]がキーになるのでは?
Q3シェアとレンタルの違いは?
A 大きく言えば同じだがシェアは1to1の要素が強い
Q4ビジネスモデルは?
A まずやってからつくればいい
会話に出ていたサイト(一部抜粋)
・キックスターター(起業支援)
http://www.kickstarter.com/
・キバ(マイクロファイナンス)
http://www.kiva.org/
・セイフキャスト(放射線モニター)
ツイッターで話が進みキックスターターで資金を集めたそうです
http://www.safecast.org/
・ジップカー(カーシェアリング)
http://www.zipcar.com/
・イフウィランザワールド(マイクロアクションマッチング)
http://ifwerantheworld.com/
「シェア」の価値観の根底には、共有、助け合い、利他といった私たちにとってはやや古風で身近なものを沢山感じます。
それと同時に、大量消費への疑義、権威の崩壊など、既存の財に対しては破壊的な側面も。
もっとも新しいビジネスが古いビジネスを駆逐する、というのは当然のことなのでしょうね。
ふり返ってシェア向けのデザインは、、これは下記の本にも書かれていますが、陳腐化しない物ですね。これは大きな方向性と言えるでしょう。
そういえば音楽がYouTubeによって時代性を失いつつあるそうです。ラジオやテレビの流行とは関係なく、自分の好みによって一人一人違うタイミングで流行るのです。実際に私の娘は80年代の音楽を今の物として、今の音楽と一緒に聴いています。力ある作品はいつまでも何度でも愛されるのですね。
「シェア」されるもののデザインは、時代を超えて長く愛されるモノだけが一定の量を作られ、修理され、使われ続けるものでしょう。
シェアリズム
http://ow.ly/4TBUO 1
シェア<共有>からビジネスを生みだす新戦略
http://ow.ly/4TBVj
The Mesh メッシュ すべてのビジネスは<シェア>になる
http://themesh.jp/
「ものつくり敗戦」を読む ― 2011年05月13日 23:59
木村英紀氏著「ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる」を読んでいます。
科学と技術は本来別物であり、科学が技術とうまく結合して成果を挙げてきたことをふり返りながら、日本では労働集約型の技術革新が進み合理性は軽視され、80年代以降の「システム」が日本の技術からこぼれ落ちていきそれが今の現状を招いた、、と説いています。
大量生産の「ものつくり」が「ものばなれ」を呼んだ、という指摘は耳が痛いですね。本書の文脈と同じではありませんが、同様のことを現場にいて実感しています。
「ものつくり」という成功体験にしがみついていては先は開かれない、という危機感は大いに共感しました。
しかしそれではどうしたらいいのか、という点についてはもう少し読み込んで見ないと判りません。
本書のキーワードである「普遍性を技術に」は、おりしも昨日参加した「シェアリズム」の背景である「オープン」と全く同じ思想だと感じます。これはアメリカ的もしくはアングロサクソン的であるようにも思いましたが、ハイコンテキストな日本社会でも模索されつつあるようにも思います。
そこに日本的な善意、誠意、おせっかい、といった源流の異なるものがあるのは確かなようですが、私はそれがどのような形で花開くかを期待してしまいます。本書の視点からしますと楽観的過ぎるのかもしれませんけれど。
本書は3.11より前に著されたものです。現況を招いた原因は敗戦と通ずるので今一度見直して発想を変えよ、という主張は戦後復興の方法論が通用しないという指摘と捉えられるかもしれません。
その点を真摯にうけとめてフラットな視点をもっていたいと思いました。
科学と技術は本来別物であり、科学が技術とうまく結合して成果を挙げてきたことをふり返りながら、日本では労働集約型の技術革新が進み合理性は軽視され、80年代以降の「システム」が日本の技術からこぼれ落ちていきそれが今の現状を招いた、、と説いています。
大量生産の「ものつくり」が「ものばなれ」を呼んだ、という指摘は耳が痛いですね。本書の文脈と同じではありませんが、同様のことを現場にいて実感しています。
「ものつくり」という成功体験にしがみついていては先は開かれない、という危機感は大いに共感しました。
しかしそれではどうしたらいいのか、という点についてはもう少し読み込んで見ないと判りません。
本書のキーワードである「普遍性を技術に」は、おりしも昨日参加した「シェアリズム」の背景である「オープン」と全く同じ思想だと感じます。これはアメリカ的もしくはアングロサクソン的であるようにも思いましたが、ハイコンテキストな日本社会でも模索されつつあるようにも思います。
そこに日本的な善意、誠意、おせっかい、といった源流の異なるものがあるのは確かなようですが、私はそれがどのような形で花開くかを期待してしまいます。本書の視点からしますと楽観的過ぎるのかもしれませんけれど。
本書は3.11より前に著されたものです。現況を招いた原因は敗戦と通ずるので今一度見直して発想を変えよ、という主張は戦後復興の方法論が通用しないという指摘と捉えられるかもしれません。
その点を真摯にうけとめてフラットな視点をもっていたいと思いました。
電線と夕陽 ― 2011年05月16日 19:51
「グーグルお店フォト」目撃 ― 2011年05月17日 17:33
グーグルの新サービス「お店フォト」の撮影に立ち会わせて頂きました。
「お店フォト」は、グーグルマップのストリートビューがそのままお店の中まで入って行けるサービスで、始まったばかりです。
魚眼レンズで、1ヶ所4アングル、階段や角など変化のある場所ごとに撮影して行きます。
ストリートビューとつなぐため、まずは街路から。カメラは北向きからスタート。
特製のマウンターで90度ごと回せるようになっています。
廊下も小刻みに撮影して、街路から入口まできちんと案内出来るようにしていますね。
店内ではスナップ撮影も。
最後にアンドロイ端末でGPSデータをQRコード化、それを撮影して終了。
写真とともに米国にアップロード、加工して公開されるそうです。
撮影場所は横浜関内の「青木悦子エステルフラワーデザインスタジオ」です。
入口がちょっと判りづらいので、このサービスはうってつけですね。
夏ごろ公開とのこと、楽しみですね。
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