看板文字2009年03月25日 13:34

看板文字 川越
以前、「美しい田舎」について少し書かせて頂きました。(土地の色
今世紀に入ってからは、これまでは画一化してしまいがちだった地方都市が、地域の特性を活かして魅力的な街づくりに取組むようになってきているそうです。難しい課題、特に経済的な課題は多いのでしょうけれど、各地の豊かな文化がそれぞれの土地で花開くのはとても素晴らしいことだな、ととても期待しています。

川越は、いち早く地元の文化を再興させ地元の人が誇りを持ち沢山の観光客をよぶことに成功し、モデルケースとして頻繁に紹介されています。
写真はその川越にある老舗の看板です。創業1738年、とありますから260年あまりの歴史があるのですね。看板はその歴史からすれば十分に新しいものなのでしょうけれど、大正前後の雰囲気を漂わせて、粋で楽しげでちょっと可愛いらしい雰囲気がありますね。「具」の文字が独特なことも興味深いです。

話はそれますが、この「ちょっと可愛いらしい」というのは、長く愛されるためにはとても重要なことと考えています。「らしさ」を感じる「愛せる欠点」にも通じるのですが、なかなか狙って出来るものではないんですよね。。このお話はいつか機会を得て書きたいと思います。

川越は冬の平日にも関わらず海外の観光客も沢山集まってとても賑わっていました。

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