「厳かさ」2010年03月18日 23:07

田辺写真館が見た“昭和”
著書「田辺写真館が見た“昭和”」の中で、田辺聖子さんは、日常の中から「厳かな時間」がなくなった、と書いておられます。
まさに軽妙洒脱、ユーモアたっぷりの語り口調にぐいぐいと惹き込まれたあとで、ふとしんみりとそう言われますと、確かにそうだなぁ、、と、襟を正すことの気持ちよさを思い出させてくれました。

現代の日々の生活の中での厳かさとは、「本当のこと」に照らし合わせる作業かもしれません。
例えば自分の本当の気持ち、プロジェクトの本当の目的、組織の本当の役割、、大変だけれどサボっては行けないことを少しづつやっていく、そういうことなのでしょうね。

「田辺写真館が見た“昭和”」
第二次大戦の前後の、普通の方々の活き活きとした暮らしが綴られています。
dmc.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「デザインの言葉」 by Fumiaki Kono is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.