今年のスーパーマーケットトレードショー2013年02月14日 23:02

スーパーマーケットトレードショー
2010年よりエヌ・イー・ワークスの三澤社長のご招待を頂き、門外漢ではありますが拝見させて頂いております。

食を中心にスーパーマーケットに陳列する商材と、流通管理システムを広く見聞する事が出来ます。
一つの食材を商品として仕立てていく過程を見る事も興味深いですし、巨大なシステムのコンセプトも面白いです。

全体の印象として、数年続く「内化」は今年も感じました。しかし正直な所、流通のど真ん中にいる、という迫力が少し欠けてきた印象がありました。
部外者の憶測ですが、恐らく競争力のあるメーカーや小売りは独自にブランドを育て始め、通販、宅配をメインとする業態が規模を伸ばしているからかも知れません。

安く何でも手に入るという価値を裏支えして下さる方々の努力の方向生が、体力勝負になってきているとした心曇るものがあります。

以前ご紹介した「商店街はなぜ滅びるのか」にも書かれてありましたが、消費者向けの流通は案外短いサイクルで変動しています。
販売業にとって大きな流通量を持つ事が鍵なのはいつの世も変わらないのでしょうけれど、その流通の仕組みが変わるんだな、、と感じた一時でした。


有限会社エヌ・イー・ワークス
http://www.new-works.jp/

過去記事:2010スーパーマーケットトレードショー
http://dmc.asablo.jp/blog/2010/02/09/

過去記事:「商店街はなぜ滅びるのか」
http://dmc.asablo.jp/blog/2012/06/15/

新・ご用聞き2013年02月15日 13:28

昨日は「スーパーマーケットトレードショー」で、流通が変わることを感じました。
そして次のメインストリームが巨大スーパーとアマゾンやコンビニ宅配等の大手による直送になるのはある程度想像が出来るのですが、それ以外にはどのような取り組みがあるのだろう、、ということで「ご用聞き」を上げて見ます。

身近にいる主婦やご老人の方々のお話を伺っていると、大きなスーパーは好まれますが、実際には「わからない」「疲れる」と言って利用しない人もいるようです。
また買い物が日々の楽しみという方であればあるほど、「直送」は面白くないようです。これは「会話」への渇望だと思っていますが、それを補完する「おたより」を大量に詰め込んだDMには飽き飽きしています。

単身や少人数世帯で買い物が身近ではなくなり通販ばかりとなることを想像すると、他者との接点が極端に少なくなりますよね。そういう状況にご用聞きはぴったりです。数百年前、諸国を歩く薬売りが歓待された状況が連想されます。

実際にご用聞きを始めている八百屋さんがありました。はじめはお年寄りに重い野菜を届けるサービスでしたが、それを発展させ、今では電話で何でも受け付けるそうです。市場に買い出しに行くので事前に注文があれば問題ないそうです。
そして信頼関係のもと、「おすすめのもの」を届けて喜ばれています。これは直送ではありえないですね。いきなり注文外のものに代金を支払うのは考えにくいです。

これは地域密着で雇用のハードルも低く、ニーズも増加傾向と予測しますので広まって行くのではないでしょうか?

リアル人工芝2013年02月18日 11:01

リアル人工芝
良く見ると人工芝だった、という事が重なったので検索してみましたら沢山ヒットしました。
外観にこだわったもの、耐久性に自信のあるものと色々あるようです。
写真はホームセンターにあったもので、質感がなかなかでした。でも耐久性は、、どうでしょうね。

横浜スタジアムのグラウンドに入った事がありますが、そちらのは見た目は人工芝そのものでも、走ったり転がったりした時の感触が柔らかくて気持ちよかったです。

体全体で物理的に何かを感じる機会って案外少ないものですが、たとえ人工物でも「転んだら気持ち良い」ものに囲まれるのは良い事だなぁと思います。

優先席マーク2013年02月19日 23:39

京阪 優先席
写真は京阪電車のシートに図案化された優先席マークです。今回検索して初めて知ったのですが、1970年頃に京阪宇治交通で「全席優先席」を実施したのが国内の始まりだとか。そうしますとこれは歴史あるシートですね。

かつてシルバーシートと呼ばれた頃のマークはもう見かけなくなりました。かわってこの図案のように4つのマークが併記されているのが一般的なパターンでしょう。ひとつのマークで全てをいい切る事が難しいからですね。しかしこの4つをまじまじと見わける事は少ないのではないでしょうか?
なんとなく総体的に「比較して座った方がよさそうな人に席をゆずろう」という意味を受取ったとしても、その判断はケースバイケースですし、なかなか難しい場面もあります。
それだけこの「優先席」が社会的に高度な概念だと言う事なのでしょう。

しかしそれでも、ただ道徳的なスローガンを掲げるよりもファシリティとして存在する事、の意義は大きいはずですので、今後どのように変遷して行くか見て行きたいと思います。

Wikipedia:優先席
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%84%AA%E5%85%88%E5%B8%AD

チョコレートの台形の箱2013年02月20日 13:56

チョコレートの箱
薄い台形の紙箱、チョコ自体の断面が台形だからなのでしょうか、板チョコのパッケージとしてごく普通に見かけます。

子供の頃、工作に使うにはこの角度が邪魔でした。しかしある時、薄い箱は綺麗な長方形だと潰れやすい事に気付きまして、もしかしてそのための台形?と思った事があります。
無理な力がかかれば大差ない範囲だとは思いますし、それより積まれた時に商品名が大きくかける事の方が意味が大きいか、と思い直したのは大人になったからでした。

・・そんなことを思いながら、家族が集めてきたチョコを黙々と食べ続けております(笑)
dmc.
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