ローカリゼーションマップ ブレストに参加してきました!2010年07月02日 23:06

twitter上でオープンに議論されている「ローカリゼーションマップ」のブレーンストーミングに、中心者の安西さんからお誘い頂いて、急遽参加させていただきました。
メンバーは浅香さん、中林さん、神吉さんです。浅香さんと中林さんはJIDAでもご活躍されていて、神吉さんはAXISで編集をされている方です。
そんなコアなメンバーに光栄にも私も参加させて頂きました。

ここで議題に上がっている「ローカリゼーション」は、日本のもの(製品、サービス等)を他国で展開する場合に、その地域の事情にあわせて最適化して行く事をさしています。
現在は、それぞれのメーカーや販売会社が個別的に経験値を高めている状況ですが、それをもっと効率的で集合的な知に高めよう、というのが狙いです。

また昨今は、日本のものをそのまま提供する事の方がよい場面もあると考えられますが、「製品はローカリゼーションしない方がいい」という見極めはどうすればいいかもこの議論の中に入ると思います。

ローカリゼーションの成功事例として思い出すエピソードはいくつかありますので、それを記して見ます。

「カップヌードル」
米国市場で、即席麺としては売れず、「スープ」として売り場に置いてもらう事でブレークしたといいます。これは商品の「ポータルをローカリゼーションした」ということかもしれません。

「マンダム」
アジア圏で、整髪料はデートの時など特別な機会に購入するというニーズを捉え、1回分の小袋をタバコ店等で個売りする事で成功したといいます。これは製品の中身(芳香や清涼感や整髪機能)、パッケージ、販売、ブランドイージまでほとんど全てをローカリゼーションしたと言えると思います。

カップヌードルの事例でとても示唆的だな、と感じますのは、他国で受け入れられている日本のものが、日本人が感じている価値と同じかどうかは精査した方がいい、ということですね。当然ではありますが、この視点を持った方がより戦略的に振舞えますものね。
もちろん、商品とサービスには自信を持ち、胸を張って堂々とした上でですけれど。

7月末にセミナー又は勉強会が持たれる予定です。
引続き勉強して行きたいと思います。

安西さん、浅香さん、中林さん、神吉さん、ありがとうございました!
これからもよろしくお願いいたします!!

なお、twitter上で「#lmap」を検索すると、現在の進捗を見る事が出来ます。(ちなみにこの検索機能はtwitterでハッシュタグと呼ばれています。ご存知ですね。)
ぜひフォローして見て下さい!

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