Panasonicの製氷皿2010年07月14日 14:54

8年間使用した仕事場の冷蔵庫が壊れたので、Panasonicブランドの2ドア(NR-B142)に買替えました。偶然にも、使用していたNational製2ドアの後継にあたるもののようです。

サイズやレイアウトはほぼ同等なので大きな差はありませんが、棚がガラスになったり、最下段が引き出しになったり、卵ホルダーが廃止になったりと、使い勝手の細い工夫があります。特に印象的なのは「製氷皿」です。

一見したところ普通のものですが、細い所が工夫されています。

まず、氷庫の上に皿を吊る置き方。
製氷皿 Panasonic
こうすると必ず平らになり、冷気も均等に当ります。また直置きではこぼれた水が凍って貼付いたりしますが、その心配もありません。

次に製氷皿の素材と形。
製氷皿 Panasonic
少し判りにくいのですが、水が玉になっている様に、従来のものより格段に撥水性のある素材(または表面処理?)と角のない形状で、氷が剥がれやすくなっています。
さらに、縁の高さを水面から余裕たっぷりにとっているため、持ち運びの際に水をこぼす心配がほとんどありません。
私はこの「こぼしそうな所を気を付けて運び入れる」が大嫌いだったので、この工夫は本当にありがたいです。

自動製氷が主流の中で、そのフィードバックを活かしながらとてもよく研究されているなぁ、と嬉しくなりました。
こういう仕事をして行きたいですね。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://dmc.asablo.jp/blog/2010/07/14/5217659/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

dmc.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
「デザインの言葉」 by Fumiaki Kono is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.