+d Design Collection ― 2010年05月06日 16:52
みなさま、ゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか?
まだまだ週末までお休みの方、はたまた休日返上で働いてらっしゃる方、さまざまいらっしゃる事でしょうね。
こちらは今回限定の「Cupmen2」。
きっとこれが正しい使い方なのですが、、
こんな風にも
こんな風にも楽しめます。
ミチクサも美しくディスプレーして下さっていました。

銀座は連日凄い賑わいだったそうで、大勢の方が展示を観て下さり、沢山の方が手に取って下さっていました。嬉しい!
観て下さった方、買って下さった方、ありがとうございました!
今日までやっておりますので、お近くの方はぜひ寄ってみて下さい!
+d Design Collection
銀座伊東屋本店
4月27日から5月6日まで
月−土 10:30〜20:00
日・祝 10:30〜19:00
「12歳までにやっておきたい子どものおけいこ」 ― 2010年05月07日 23:59
「子宝」
私はこの古くさい言葉が大好きです。無気力で我侭で頭でっかちで臆病で大人を困らせてばっかり、夢も希望もほったらかしてるようなこどもたちでも、それでもやっぱり宝なんだなぁ、、と思います。
宝として光るかどうかは、結局はその子の器次第かもしれませんけれど、年上として伝えたいこともありますよね。私はモニターを切って五感を使う事、手や体を使う事を勧めたいです。勉強もいいけれど、何か大好きかなものを見つける時間を大切にして欲しいと思います。
そういう目線の習い事が増えてきたのでしょうね。こんなガイドブックが出版されました。
「12歳までにやっておきたい子どものおけいこ」
なんと、あのミサリングファクトリーさんも紹介されています!(過去記事)
連休の一日、子供たち手作りのキッズカフェにお邪魔しましたが、気持ちのいい応対と美味しいお菓子に感動しました。
松本さん、ありがとうございました!
子供たちの目に力が宿ること、大人も一緒にして行きたいですね!
サービスとして考える ― 2010年05月10日 23:17
最近、ラジオのトークをカットして録音するラジオが発売されて、それがちょっとした物議を醸している、、そんなニュースがありましたね。
逆機能を搭載していたら可能性はぐっと広がり、様々な人たちが使えるものになったのでは?
・・と、ちょっと思ったりしました。(後から言っていますので説得力は乏しいのですけれど)
この話は、商品のコンセプトもターゲットも明確なものでも、商品の機能性=何が出来るか、だけで判断する事の難しさを物語っていると感じました。
話は少々飛躍しますが、全てが揃う大きな店舗で色々な中から選ぶ楽しさ、セレクトショップで厳選された逸品を選ぶ楽しさ、ネットショップのお薦め商品が趣味にあった時の楽しさ、、どれもそれぞれ楽しいです。
選ぶ事がサービスになっているお店も選ばせる事がサービスになっているお店も、ともに価値があって、その価値を決めて選ぶのはその時々のユーザー、、当り前なことですね。
商品のコンセプトにおいても、「サービスを選ぶのはユーザー」という視点を大切にしていきたいと思います。
逆機能を搭載していたら可能性はぐっと広がり、様々な人たちが使えるものになったのでは?
・・と、ちょっと思ったりしました。(後から言っていますので説得力は乏しいのですけれど)
この話は、商品のコンセプトもターゲットも明確なものでも、商品の機能性=何が出来るか、だけで判断する事の難しさを物語っていると感じました。
話は少々飛躍しますが、全てが揃う大きな店舗で色々な中から選ぶ楽しさ、セレクトショップで厳選された逸品を選ぶ楽しさ、ネットショップのお薦め商品が趣味にあった時の楽しさ、、どれもそれぞれ楽しいです。
選ぶ事がサービスになっているお店も選ばせる事がサービスになっているお店も、ともに価値があって、その価値を決めて選ぶのはその時々のユーザー、、当り前なことですね。
商品のコンセプトにおいても、「サービスを選ぶのはユーザー」という視点を大切にしていきたいと思います。
ご近所散策 ― 2010年05月11日 21:02
先週末の母の日、久しぶりにご町内を廻りました。
旅先はそこに住んでいる気持ちで、ご近所は旅人になって歩くのが楽しいです。
2人のご婦人と1人の壮年にご挨拶。顔見知りではあっても笑顔で話すと気持ちの良いものですね。
町内は花が沢山。ポピーでしょうか。(アツミヒナゲシだそうです。5/14追記)
これは何でしょう。
たぶん、鉄線。いや、クレマチスかな?
車が通り抜けられないのでとても静かです。
ところで、こういうスリバチ状の地形の縁から向こう側をのぞく事を、愛好家の間ではスリバチビューというそうです。
スリバチ地形は川のあった証。ここは今でも井戸に水が湧き暗渠もあります。
ここがみなとみらいから徒歩十分ちょっと、、地元の魅力をもっと伝えていきたいと思いました。
デザイナー冥利です! ― 2010年05月12日 23:37
「感覚を広げて研ぎ澄ますこと」 ― 2010年05月13日 23:59
「視覚は分離して、切り離す感覚。聴覚は合体させ、統合する感覚。」
(声の文化と文字の文化/Walter J Ong)
Iさんからご紹介頂きました。
以前にお伝えした、、
「写真はフレームの外に捨てる感性」
「録音は音外の空間を取込む感性」
という私の思いつきを裏づけてくれる言葉で、とても勇気づけられました。
聴覚による統合とは難しい表現ですが、これは周囲全体を、全体のまま受容れよう、という働きの事だと思います。
この「全体のまま受容れる」ことがとて大切に感じました。
感覚を広げて、その中からメッセージを受取る事。
そう言えば教示を受ける、またはメッセージを聞くとはいいますが、見るとは言いませんですね。
一方でUIデザインにおいては、感覚が閉じた人にもしっかり伝わる事が大切です。
UIにおいての「美しさ」とは、実はこの感覚を広げる重要な役割があるんです。誤操作の許容値が増え、視野角さえ広がるという話も。
学術的な事は研究の途上ですが、現場では非常に納得のいく話です。
(声の文化と文字の文化/Walter J Ong)
Iさんからご紹介頂きました。
以前にお伝えした、、
「写真はフレームの外に捨てる感性」
「録音は音外の空間を取込む感性」
という私の思いつきを裏づけてくれる言葉で、とても勇気づけられました。
聴覚による統合とは難しい表現ですが、これは周囲全体を、全体のまま受容れよう、という働きの事だと思います。
この「全体のまま受容れる」ことがとて大切に感じました。
感覚を広げて、その中からメッセージを受取る事。
そう言えば教示を受ける、またはメッセージを聞くとはいいますが、見るとは言いませんですね。
一方でUIデザインにおいては、感覚が閉じた人にもしっかり伝わる事が大切です。
UIにおいての「美しさ」とは、実はこの感覚を広げる重要な役割があるんです。誤操作の許容値が増え、視野角さえ広がるという話も。
学術的な事は研究の途上ですが、現場では非常に納得のいく話です。
「世界を変えるデザイン展」 ― 2010年05月14日 23:59
明日から、「世界を変えるデザイン展」が行われます。
「世界を変える」というのは、圧倒的多数の貧困層(BOPと呼ばれています)にデザインのアプローチから問題解決をはかる、という意味と気概が込められています。ビジネスとして継続できる事も折込んで、できる限り多くの方々に利益(ベネフィット)が回るような発想の様ですね。
この発想は、「志×ビジネス」というスタンスとあわせて匿名性が高く創意工夫をよしとする日本のデザイン文化ととても馴染むような印象を持っています。
カンファレンスやワークショップも沢山準備されていて、実践的に学べるようになっているそうです。
私も5/29のワークショップに参加します。楽しみです!
東京ミッドタウン会場 5/15〜6/13
アクシスギャラリー会場 5/28〜6/13
「Human First . Heart First.」 未来創庵 一色宏先生 ― 2010年05月17日 14:14
一色先生はコーポレイトマークの第一人者として世界的に有名ですが、そのご活躍はそれに留まらず、昭和30年代より皇居のお庭や国防システムのグラフィック、広告の分野でもご活躍されておられます。
それもバリバリ第一線で、先般もとても印象的なメッセージ広告(下の写真です)で、朝日広告賞/毎日デザイン賞の両準グランプリを受賞されています!
記憶に残っておられる方も多いのではないでしょうか?
山田養蜂場「子どもたちの 子どもたちの 子供たちのために」

一色先生は「Human First . Heart First.」をモットーにされて、人々に生きる歓びと、実感として心を豊かにするライフデザインを目指している、とおっしゃっています。また「成功ではなく、自立、実践」とも。
長く生き馬の目を抜くような第一線でご活躍されてきたからこそ、そのお言葉の重みを感じてしまいますね。
それから、ロマンスグレーの笑顔がとても素敵で、お話しの仕方もとても優しいのです。「いつでもどうぞ。全部大丈夫です。」とはじめてお目に掛かった私に最大限の信頼とお心を寄せて下さり、ふわっと包まれてしまうような暖かさを注いで下さいました。
少しでもそのお心に触れて勉強させて頂きたいと思いました。
一色先生、ありがとうございました!
夕陽 at 柳宗理さんの歩道橋 ― 2010年05月18日 10:44
昨日の夕陽です。
南国の様な空気の密度、栗の花の匂いがしていました。
場所は柳宗理さんデザインの歩道橋の上から。ここからの眺めが大好きです。
横浜は柳宗理さんのデザインしたものが沢山残されています。「巡る旅」を企画しましょう!
過去記事:歩道橋
縦糸を紡ぐ ― 2010年05月19日 23:59
そして思いのこもったFAXまで頂きました。一色先生、ありがとうございました!
そのメッセージに、何よりそのお振舞いにとても感銘を受けました。
拝察致しますに、後進に伝えて行きたい、役に立つ事はしてあげたい、世代を越えて繋がって行きたい、、そういう思いに溢れている様に感じています。
一色先生と同じご縁でご紹介頂きましたある方も、とても地位の有る方でしたが直接お電話を下さり私の話を聞いて下さいました。その後も機会ある毎に励まして下さいました。
尊敬申し上げる先行く方々に共通して強く感じるのはこのお心です。
同世代や同じ価値観の中で広がって行くのは比較的容易かもしれませんが、それを越えて繋がって行くにはもっと強く広い心とエネルギーが必要だと思います。しかしその心とエネルギーがあるからこそ、その道で何かを成し遂げられたおられるのでしょう。
話は飛びますが、インターフェイスデザインの中では、人と機械、言語、習慣、経験、習熟度、経験が異なると言う意味での世代、価値観が異なると言う意味での世代、等々「越えたものを繋ぐ」ことは根本的な課題です。
同じ経験値を持つ同程度の習熟度のユーザーを繋ぐインターフェイスを横方向の繋がりとすれば、異なるユーザーでも使えるようにするインターフェイスは縦方向の繋がりだと感じています。この縦の繋がりをデザインして行く事が、本当に多くの方にとって価値になって行くのでしょう。
縦糸を紡ぐ事。諸先輩の背中を追いかけて頑張って行きたいと思います!
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